土佐文旦専門 高橋農園
平成31年 春 2月〜3月販売 土佐文旦(露地栽培) の作柄情報 

.. 十日ほど早い開花でスタート
 今回販売の文旦が育った昨年の春は、3月が暖かく、文旦の新芽の成長が早かったです。4月末には開花が始まり、平年よりも10日ほど早く受粉作業を終えました。開花の早い年は収穫までの期間が長くなり、文旦の成熟に良い条件だといえます。期待が高まる受粉作業でした。
 
  災害と台風の襲来の多い夏
 昨年の梅雨時期から夏場にかけて、全国的に豪雨災害や猛烈な台風がやってくるなど、被害が多く出たのは記憶に新しいと思います。被災された方にはお見舞い申し上げます。
 隣の愛媛県では大雨でミカン産地が被害を受けたり、洪水が起こったりしましたが、幸い高知県では大きな被害は出ていません。大阪で暴風雨が吹いた台風の時も、果実の落下を心配しましたが、風の強い台風の右側に入ることはなく、文旦が被害を受けるほどの強風や大雨はありませんでした。

 新兵器導入の摘果作業
 梅雨明け後は暑い夏となり、猛暑の中で摘果作業となりました。私が子供の頃は32度程度が夏の最高気温でしたが、最近は38度とかになる日もあるような事で、暑さ対策をしないと夏場の農作業が出来なくなりつつあります。そこで最近話題の空調服なるものを買ってみました。午前7時頃から作業を始めて9時位までは空調服のファンの風で涼しく作業出来るようになりました。さすがに外気温が35度近くなると温風が吹きこんでくるので汗でびしょびしょになります。それでも、無いときの暑さと比べるとずいぶん楽になりました。今年から作業を手伝ってもらっているH君と2人で手分けをして暑い夏の摘果作業を乗り切りました。

 秋雨で大きく成長
 摘果を終える9月上旬頃は果実は引き締まって、平年より少し小さめかなという感じがしていました。夏場に一度果実が引き締まることは味の良さにつながります。9月は平年以上に秋雨前線が停滞して雨の日が多く、たっぷりと水をもらって9月末にはグッと一回り大きくなったように思えました。
 
 雨量の少ない10月 
 果実の生長から成熟への転換期の10月の初めには毎年この転換を促すために酵素発酵のリン酸肥料を施しています。本年度も施しました。その後10月中旬以降は秋晴れの晴天に恵まれ、果実は順調に熟す方向に向かい、黄色くなり始めるのも早かったように思います。
 
 暖かい秋は良い影響
 近年、地球温暖化で秋の気温が高めです。その影響と思いますが、以前と比べると収穫時の果実の熟し具合が確実に良くなっています。本年度は特にスタートの開花が10日ほど早かったこともあり、収穫時はよく熟して、ほとんど追熟貯蔵を必要としない状態の果実もありました。
 
 果汁たっぷり 大玉傾向
 本年度は全般的に大玉傾向です。まるまると太って果汁の詰まった、ずっしりと重さのある果実が採れました。外観的にも良好な果実が多めです。熟度良好でいつもより酸味が少ない傾向です。収穫時の試食では温室土佐文旦のような濃厚果汁ではありませんが、少し甘みが感じられるおいしい文旦ができたと思いました。今年は早めから美味しく食べられる味に仕上がっています。一部花付きが悪かった所もあり、家庭用には大玉で果皮の厚いものが入ります。  






ファンの力で上着が膨らんで見えます。夏にダウンジャンパーを着ているように見えますが、風が吹き抜けて体を冷ましてくれます。



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