2016年度 (平成28年) 露地栽培の土佐文旦
   

ここでは、山の段々畑で栽培している土佐文旦の最新の栽培管理状況、農作業内容をのせています。
農家の仕事は、植物がよく育って良い物が多く収穫できるように働いてくれている植物の手助けを
する仕事です。
時には同じ時期に何種類もの作業をこなさなければならないときもあります。 身体的にも精神的
にも大変な場合もありますが、日々の努力が収穫時の成果として報われます。
美味しいと言って頂けるように、今年もがんばります

上に新しい情報を追加していきます。
下に行くほど季節がさかのぼります。
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●平成29年 2月10日より  全国発送を始めました  
トラックで野囲い貯蔵場所から運んできて
洗果選別機を等してから、品質を確かめて選別作業をします。
たくさん箱を準備している様子。

真ん中に見えるのはデジタルの秤です。

文旦を箱に詰めて、計量をしてから封をしています。

流れ作業で行っています。

箱の封を閉じてから梱包機で締めて、宛名を張って発送です。

どの箱が誰のところに届くかは箱詰め封印までに決まっていません。

宅急便の送り状を張ったときに初めて行き先が決まります。

そのため請求書は同封できません。
梱包 して送り状が付いて、宅急便の集荷を待つブンタンたちです。
●12月 収穫
12月から1月上旬に収穫をしました
形の良い土佐文旦が出来ました
上の写真はきれいな文旦に満足げな園主の父です
文旦犬 小梅は 文旦の木の下でお昼寝
●10月 本年も発酵リン酸肥料を施しました
手に握って 
ぱっと開くと同時に振り出します
均一に散らばるように施すのがコツです。


これからの時期は栄養成長を助長する窒素の吸収を抑えることが、成熟に向かわせるために必要です。当園ではこの時期に毎年発酵リン酸肥料を施します。
この肥料に含まれるカルシウム成分には窒素の吸収を抑える働きがあります。
だいぶ大きく育ってきました 
●秋の草刈り 実施中


ただのナイロン紐ですがよく切れます


当園では草刈りは 上記のようなチップの
堅い歯のついた草刈り歯を使っていました。

最近は柔らかい草や 文旦の木の下のあまり茂っていないところは右のような紐が2本出ているだけの草刈りを使っています。

エンジンのパワーが入りますが、草をちぎって飛ばしていくので作業は楽です。作業者も全身草に飛び散った草がつきます。


先日は暑かったので、手袋なし、Tシャツで作業したところ、手の甲から腕にかけて、飛び散った草の汁にまけて、かぶれてしまいました。ぶつぶつが出来て大変かゆいです。
作業は暑くても防護の服を着て行いましょう。

●8月から9月 摘果の仕上げ 2回 3回と巡回します 摘果作業 ほぼ 終了しました
2回目の摘果後の状態  

たくさん実っていた果実をだいぶ少なくしました。

お客様に届く文旦はたくさんの中から選ばれた果実ということになります。
2回目の摘果作業ではこのような長い高枝ばさみも使います。 手の届かないところもスムーズに摘果が出来ます。

●7月  摘果作業進行中
こんな珍客もたまに文旦園にやってきます
果実は順調に成長しています。
受粉作業を徹底して行ったので、たくさんの果実を付けることができました。

なので 摘果作業が大変です。多くの果実を実らせると全体に小玉になり、また木に掛かる負担も大きくなり、隔年結果を起こすことになり、来年は実らなくなります。

そのため よい果実を残して、果実を落とす摘果作業が必要なんです。


いい文旦を作るために摘果作業に取り組んでいます

おいしい文旦ご期待ください
このような状態果実がついているところもあります。
ここでは最大実らせても2個ですね。周りの枝にも果実があれば一個にする場合もあります。
摘果作業の後の畑は左写真のように、小さな文旦がごろごろする状態です。足下に注意して歩かないとゴロっとひっくり返ります。

●6月  摘果開始に向けて草刈りを始めました   
この刈払機を使います。
ツーグリップタイプです。当方の周りの人もみんなこのタイプを使っています。
両手ハンドルがついているものや、ループハンドルはあまり使っている人を見たことがありません。
平坦地を刈るのには腰を曲げないといけないので疲れますが、文旦園は斜面やでこぼこが多く地面の状態に合わせて細かな動きが必要なため直接パイプを握るツーグリップを使っています。
草刈り作業中の写真 

右から左にうまく草を寄せて刈っていくのがこつです。地面のでこぼこに合わせて撫でるように低く動かします。負荷を多くかけるとエンジンの回転数が下がりますので、上手に同じくらいの負荷で刈り続けるのがこつです。
これがなかなか難ししいもので、私は草刈りも熟練のプロの技術がいる作業だと思っています。

慣れてない人が行うと、草が多く生えている所や堅い草に歯を当てるときの加減が出来ないので回転が落ちます。また、すぐに土に潜ってしまったり石に当て歯の回転が落ちてしまいます。
そうなるとエンジンの音も一定にならず、弱ったら落ちたら慌ててアクセルをふかすような操作をしてしまいます。 エンジン音が一定になりません。
 遠くで草刈りのエンジンの音を聞いただけで達人か素人か分かります。

慣れればスイスイと草が刈れて、作業した後がスッキリとしてきれいになっていきますので大変気持ちがいいです。

 疲れる作業ではありますが、私は大好きです。
6月17日撮影 

着果良好 順調にまるまると果実が大きくなっています。

●5月受粉作業を行い 無事終えることができました   4月30日開始 5月14日終了
晴天の受粉作業 


当園では小夏の花粉を取って文旦のめしべにつけています。文旦の花が咲く季節はいい季候です。屋外での作業が楽しくなります。

花粉は湿気に弱いため、雨天や露のあるときは行えません。今年は開花期間中天候不順の作業のできない日が数日おきにあり、お願いしている作業員さんで園全体を廻るのが大変でした。 ぽつぽつめしべに赤い色の粉に混ぜた花粉を付けていく地道な作業です。目と肩と、歩き回る足に疲れがたまる作業です。

なんとか開花期間中に全園を2巡する事ができました。
  
愛犬の柴犬(小梅ちゃん)も順調な作業を喜んでいるようです  
枝の下からのぞくとこんな感じに見えます。

たくさん花が咲いていますので、一個一個丁寧に十分な着果が見込めるくらいの数をつけていきます。
新芽が美しく広がりました。少し開花していたので
受粉作業を少ししました。
4月30日
●剪定作業は3月末で終了しました
剪定した枝を園内に放置すると、果実に黒い点々が付く黒点病菌の発生源になります。そのため剪定した枝を束ねて、モノレールで山から下ろしてきて
運び出しています。

写真は軽トラに積んでいるところです。

一カ所にまとめて、消防署にたき火の届け出をしてから焼却しています、
●2月剪定作業を始めました
イノシシ が出たよ
剪定作業中 猪が突然飛び出してきました。
2頭が仲良く連れ添って、私の方へ向かってきます。
慌てて逃げ出しました。
猪の出た次の日から 猪番に 愛犬の柴犬をつれて
行くことにしました。

剪定作業中のんびり待ってくれてます。
1月●肥料を施しました
JAで購入した 発酵ぼかし肥料

成分は動物質有機が主体で味が良くなる肥料です
今年も美味しい土佐文旦が収穫できるように応援してくださいね。

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