こちらは高知県土佐市にある土佐文旦を専門に栽培している高橋農園のホームぺージです

令和3年度温室土佐文旦の生育状況

このページでは、高橋農園で栽培している温室(ビニールハウス栽培)の土佐文旦の現在の状態や今年の出来具合を順次アップしています。
収穫までの成長の様子をご覧いただき、今年の出来具合を見て、ご購入の参考にしてください。

12月

温室土佐文旦、発送真っ最中!

箱詰め

今年もたくさんのご注文をいただきましてありがとうございます。
お歳暮などの贈り物にも当農園の温室土佐文旦を選んでいただき感謝しております。

一年間この時のために、大切に育ててきた文旦ですので、皆様に無事お届けできることをとても嬉しく思っております。

あと少しの期間ですが、発送作業最後の1箱まで頑張ります!

選果機1

今回は、発送の真っ最中ですので、温室土佐文旦の荷造りの様子を少しご紹介いたします。

収穫した文旦は箱詰めの前に、選果機できれいに水洗いされ、ブラシで磨き上げられます。

横にも縦にも文旦がたくさん並んでくるくる回りながら、全身くまなくきれいに磨かれていきます。仕上がった文旦から次の工程へ・・・

選果機2

その後文旦は、重さによって選別されます。

重さごとにきまった場所へ転がってくる文旦たち。ころころ転がり落ちてくる様子はなんだか可愛いくもあります。

箱詰め2

そしてここまで出てきた時には、皆様にお届けできる、艶があり、きれいに輝く文旦に仕上がっています。

準備の整った文旦は、1つ1つ丁寧に箱詰めし、全国の皆様のもとへと発送されます。

一年に一度の発送作業ですが、お客様に無事お届けできるか、喜んでいただけるか祈りながら過ごす毎日です。

来年もより美味しい文旦を目指して、みんなで頑張りたいと思います。皆様よいお年をお迎えくださいね。

11月

収穫目前!最後の仕上げ

文旦の実1

1年育ててきた温室の土佐文旦ですが、今年も無事収穫の時期を迎えることができました。

ハウスの中は大きくまるまると育った文旦がたくさん。色も黄色く染まり、甘い香りが漂います。

収穫目前のこの時期に、高橋農園では、文旦をより美味しくするために園主が仕上げの作業を行います。

文旦の実2

これまでの時期は、節水を行うことで糖度を上げていきますが、十分に糖度が上がった後、収穫直前にの今、適切な水分を与えてあげることで、外見の皮にも艶がでて、果肉が柔らかく、果汁があふれる文旦に仕上がります。

木の樹勢や環境によって、実の熟す速さにも差があるので、今週は1本ずつ検査を行い、仕上げに入れると判断した木には、水やりの作業を行いました。

10月

黄色く色づいてきました

文旦の実

最近になって急に気温もぐっと下がり、肌寒く感じる季節になりました。収穫の時期にむけて、温室文旦の実は順調に成長し、徐々に黄色く色づいて来ています。

ビニールハウスへ様子を見に行くと、1週間程度経っただけでも、色や大きさの変化でびっくりします! これからますます黄色が濃く、美味しそうな実になっていくと思うと成長を見るのがとても楽しみです。

水やり

果汁が濃厚な温室文旦を作るには、この時期の水分管理が大変重要です。同じ水の量を与えても、木によって文旦に及ぼす影響が変わってきます。 多すぎる水やりは糖度が高くならず、少なすぎるとしおれて光合成活動が弱ってしまう場合が・・・!

なので当農園では、今までの経験を生かしてその木に最良と思われる水分を与えるようにしています。 一本ずつ手ホースで水やりを行って、品質がそろうようにこだわっています。

6月

順調にきれいに育っています

文旦の実

受粉作業をして3か月ほど経ちました。温室文旦は順調に毎日どんどん大きくなっています。

2回目の摘果も終わり、より栄養を蓄えられている実は、手のひらと比べてみてもこれくらいの大きさに。 これでも大きく見えますが、まだまだここから果汁が入り、さらにずっしり大きくなります。

文旦の実

温室文旦は、雨風や害虫等の被害も受けないため、見た目もきれいな実がそだつのが特徴です。

たいていの実は1つずつなっているのですが、このように2つの実を1つの枝で育て続ける場合もあります。 そういう場合は、隣どうしの実の成長によって傷にならないよう、ボール紙をクッション材代わりに挟むようにしています。

また成長したのちに当たりそうな枝を切り落とすなど、実1つ1つを見ながら、細かく作業を行っています! 今年は露地文旦に寒さによる不作がみられているので、温室文旦はこのまま順調に育ってほしいです・・・!

4月

文旦の実が少しずづ大きく

めしべ

受粉作業をして1か月。たったひとつきですが、温かいビニールハウスの中で文旦の実が大きくなってきました。

この写真は、受粉の頃のめしべの写真で、下にあるのが文旦のヘタになる部分、その上の小さな丸が実になります。

花びらを取るとこのような形になっていて、受粉をしてからはどんどん成長していきます。

文旦の実

4月も下旬になり、文旦の実が成長し、大きいものではゴルフボールくらいの大きさになりました。

今は一つの枝にたくさんついている実も、養分が十分いきわたるように摘果作業を行って数を減らして育てていきます。

私は今年から農園に入った(園主の娘)のですが、文旦の成長には驚かされます。私も頑張ろう、と思いました!

3月

受粉作業を行っています

温室文旦の花

文旦の花は自家受粉ができないため、開花時期には、ほかの柑橘類の花粉をめしべにひとつづず付ける受粉作業を行っています。

これによって種子が入り、種子から出るホルモンの働きで、多くの栄養が果実に送られ、大きく充実した実に成長します。

花が咲いたら何度もビニールハウスの木を回りながら、新しい花に花粉を付けていきます。毎日新しい花が咲くので、見逃さないように何度も見回っています。

受粉作業

文旦の木は下の方にも枝が伸びており、しゃがんだり、時には寝転がって見上げたりしないと付けられないこともあります。

受粉した花すべてを実にするわけではありませんが、きれいな文旦になるようなちょうどいい場所にできた花を見落とさないことが大事です。

温室の暖かい気温の中で、みんなで汗を流しながら作業を頑張って行いました。

2月

暖房開始、新芽が伸び始めました

温室文旦の新芽

ビニールハウスの暖房を開始しました。この季節に新芽を出させるためには、温室内の暖房が必要なのです。ハウスの中だけ、一足先に春の到来です。

新芽が出はじめて最初に心配するのは「花が付いているかなー」とういうことです。文旦は永年作物なので前年の作柄の影響を大きく受けます。たくさん美味しものが実った翌年は、どうしても樹体が弱り花付きが悪くなります。ひどくなると一切花がないという場合もあるんです。

今年はボツボツと花芽が見えているので一安心。果実一個が大きいのでたくさんは必要ありませんが今年の花付き具合は上々だと思います。

1月

剪定作業を行いました

剪定した枝を例年通り、チッパー粉砕機を用いて粉々にしました。温室栽培では、これを木の下に撒き、有機物の補給に使います。堆肥もいつもの年と同じように入れました。


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